イーロン・マスクが政治活動に注力する中、テスラ内部で何が起きているのか?

TESLA News
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最高経営責任者(CEO)が米国政府の改革に注力している中、テスラでは何が起こっているのでしょうか?

イーロン・マスクの政治活動とテスラへの影

「私は基本的に問題のある場所に行くのです。」

テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は先週開催された2024年第4四半期の収益報告の電話会議で述べました。

「これは残念なことですが、時々私はテスラの経営陣と話さず、彼らは『やあ、君とはあまり会わないね』という感じです。それは、彼らの仕事が素晴らしい成果を上げているからです。彼らは本当に素晴らしい仕事をしています。」

マスク氏は、話題の中心となることに慣れています。しかし最近では、テスラの本社があるテキサス州オースティンから離れたワシントンD.C.で様々な「問題」に取り組んでいることで話題になっています。

だからこそ、私たちは最近テスラで何が起こっているのかを知りたいのです。あるいは、マスク氏の管轄下にあるすべての事業について知りたいのです。もし最近まで、あるいは今でもテスラで働いている人がいるのならぜひ状況を教えていただきたいのです。

結局のところ、テスラの評価に本質的に結びついているCEOが、どのような方法で会社を率いているのか、また、今後数か月の間に、ヒト型ロボットや自動運転に関する非常に高い目標を達成する軌道に乗っているのかどうか、尋ねてみる価値はあります。

この3日間だけでも、イーロン・マスク氏は「特別政府職員」としての公の立場において、米国財務省のシステムへのアクセスを掌握し、機密情報へのアクセス権を獲得し、米国国際開発庁(USAID)の閉鎖プロセスを開始したと報じられています。

これらの動きは議会の通常の予算編成および配分プロセスから大きく逸脱しているという法的懸念があるにもかかわらず、さらなる政府支出削減が予定されていると言われています。そして昨夜、ニューヨーク・タイムズ紙は、マスク氏が「アイゼンハワー行政府ビルにある豪華な戦争長官スイートルームの装飾品に酔いしれながら」、若いXの社員とスペースXのベテラン社員たちと連係してさらなる連邦支出削減を目指している、と報じました。

それは、世界で最も評価の高い自動車メーカーのCEOである人物、ましてやスペースXをはじめとして5つのテクノロジー企業も経営する人物にとっては、大変な仕事のように思えます。

テスラの現状と直面する課題

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しかし、マスク氏が政府に参入したこの時期は、テスラにとって不安定な時期でもあります。

2024年の年間販売台数は、初めて減少しました。世界で最も売れている電気自動車であり、ある指標では同社史上最高の販売台数を記録した新型モデルYが、イベントやテスラのファンファーレもなく、最近販売開始されました。かつて一部のテスラファンからトラック市場を完全に覆す車として歓迎されたはずのサイバートラックは、販売台数が低迷しているだけでなく、先週の決算報告でも一度も言及されませんでした。

安全性や実現性、技術的進歩に対する懸念が山積しているにもかかわらず、テスラは明らかにAI、ロボタクシー、自動運転に大きく賭けているのです。世界中のEVの競合他社が追い上げています。中国のBYDは昨年も世界トップのEVメーカーとしてテスラを上回りました。そして、ますます多くのテスラの顧客が、少なくとも部分的にはマスク氏の政治的活動や公の発言に反発して、テスラ離れを起こしているようです。

テスラの未来とイーロン・マスクの次の一手

マスク氏は強力で、止めることのできない人物であるように見えますが、彼の資産の大半はテスラの株式価値から来ており、テスラは今、非常に不安定な状況にあるようです。

少なくとも、外部から見た場合はそういう状況のようです。この秘密主義で有名な企業はアメリカでは報道機関と接触しないため、正確な分析は困難です。しかし、ホワイトハウスでCEOがこれほど積極的な役割を果たしている現在、同社内部の人々、あるいは最近まで同社で働いていた人々に、同社の現状について話を聞きたいと考えています。

特に2025年第1四半期は、既存モデルが併売されているとは言え、リフレッシュされたモデルYの納車は最も早い中国市場で、3月からとなっており、大半の市場ではそれより遅い第2四半期からです。また、これまでとは違ったレベルで物議をかもしているイーロン・マスク氏の行動がテスラ車販売に少なからず影響を与えることは必至の状況です。

もし、仮に「政府効率化省」の仕事ぶりで成果を上げるとしても、早くとも2025年第2四半期以降になると考えられますので、テスラにとってこの2025年第1四半期の業績は相当落ち込むことが想定される状況なのです。

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