テスラソフトウェアアップデート2024.38.4の機能更新の一部として、テスラはついにセントリーモード時の消費電力を削減するアップデートを組み込みました。
セントリーモードは、車両のセンサーとカメラを常に稼働させて不審な動きを検知、記録し、オーナーに通知するテスラのセキュリティシステムの一部です。状況にもよりますが、これまでこの機能を使う場合には、テスラ車の充電は1日で10%以上消費されていました。
セントリーモードによるバッテリー消費
セントリーモードは車両を常に起動状態に保ち、車両に搭載された8台のカメラからのデータを継続的に処理します。しかし、車両の構造や複数のビデオフィードの処理により、セントリーモードはかなりの量の電力を消費します。24時間で、平均的なモデル3またはモデルYでは、セントリーモードが有効になっているとバッテリーが約7~14%減少します。
セントリーモードはテスラ独自の非常に優れたセキュリティ機能ですが、オーナーは航続距離の減少がセキュリティ強化に見合うかどうかを判断しなければならないことがよくあります。また、セントリーモードは、空港など長時間駐車したままにする場合にもその電力消費の多さが問題となります。
セントリーモードの改善
テスラは今年初め、電力消費量を40%削減することを目指し、セントリーモードの大幅な効率改善をもたらすことを発表しました。
ソフトウェアアップデートバージョン2024.38では、これらの改善が適用されます。テスラは、セントリーモードの使用をより効率的にするために、車載コンピューターによるビデオ処理方法を変更しています。現在、車両はFSDとMCU(インフォテイメント)コンピューターを起動したままにしておかなければ、車両のカメラからのビデオを処理することができません。しかし、今回のアップデート2024.38では、いくつかのアーキテクチャの改善により、この状況が変化し、電力消費量が抑えられるようです。
この変更は、まずアップデート2024.38.4でサイバートラックに現れ、その後他のモデルにも適用される予定です。情報筋によると、今後のアップデートで他のモデルにも適用される予定ですが、テスラはまずサイバートラックから始めます。
ほとんどのサイバートラックにはファウンデーション・シリーズの一部としてFSDが搭載されているため、FSD固有のアップデートが適用されています。つまり、アップデート2024.38が適用されたサイバートラックの数は極めて少ないということです。今後、より広範囲に利用可能になれば、テスラが40%のパワー削減にどれだけ近づいたかを示す数値が得られると考えられます。
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