米国運輸保安局(NHTSA)によると、テスラのソーシャルメディア投稿が懸念事項となっているとのことです。NHTSAは、同社のアカウントが主張している内容が「運転者が運転タスクを継続的にコントロールすべきである(要するに自動運転では無い)というメッセージと矛盾する」内容をシェアしていると指摘しています。
まるで「自動運転」可能な内容
この内容の電子メールは、米国運輸保安庁(NHTSA)のグレゴリー・マグノ氏が5月に作成したもので、今週初めに公開されたばかりです。マグノ氏は、テスラのソーシャルメディアアカウント、特にXに関する投稿を挙げ、「運転手の関与が薄い運転行動を示す投稿をリポストまたはいいねしている」と書いています。
「人間がどこかへ運転できるなら、FSD監修型も同様です。(テスラのFSDに)高精細マップは不要なのです」
A new roundabout was added here and the entire road was moved over.
— Dirty Tesla (@DirtyTesLa) October 21, 2024
Map data shows no roundabout and that we're driving in the grass. But FSD 12.5.6 is still able to drive here perfectly. pic.twitter.com/nC9o4LNmqk
テスラは、同社の車両は常に運転手の監視が必要で自動運転ではないと主張しています。しかしながら、先月、ハンドルもペダルもない完全自動運転のロボタクシー「サイバーキャブ」を発表しました。この車両は購入できませんし、同社の車両は完全な自動運転機能を備えていません。
マグノ氏はレポートの中で、テスラのシェア動画を見た人々は、完全自動運転機能付きの車両を購入できると誤解する可能性があると述べています。
矛盾する表現
テスラのウェブサイトでは、同社の車は「自動運転できないこと」を明確にしているにもかかわらず、このような投稿が行われているのです。実際に、オートパイロット操作については、マニュアルに次のように記載されています。
「オートパイロットは、運転手が完全に注意を払っている場合にのみ使用することを目的とした、運転手支援システムです。テスラを自動運転車に変えるものではなく、車両を自動運転にするものでもありません。オートパイロット機能を有効にする前に、「常にステアリングホイールに手を置くこと」および「常に車両のコントロールと責任を維持すること」に同意する必要があります。オートパイロット機能が有効になると、トルクが不十分な場合にステアリングホイールに手を置くよう促す視覚および音声による警告が段階的に表示されます。これらの警告を繰り返し無視すると、その旅行中はオートパイロット機能がロックアウトされます。ステアリング操作、ブレーキ操作、またはクルーズコントロールのレバーを使用して機能を無効にすることで、いつでもオートパイロットの機能を無効にすることができます。」
テスラの完全自動運転機能は、以前は必要とされていた運転手のハンドルへのトルク操作を必要としなくなり、現在は運転手が注意を怠っていないかを確認するために、運転手の視線を車内カメラで監視しています。
米国運輸保安庁(NHTSA)は、テスラの完全自動運転システムを定期的に調査しています。10月中旬、NHTSAはテスラの240万台の車両を対象に調査を開始すると発表しました。この調査では、道路の見通しが悪い地域でFSDベータ版または監修型が作動中に発生した4件の衝突事故が調査されました。
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