トヨタの4倍以上、テスラの時価評価額が急上昇し他の大手自動車メーカー10社合計より多く

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Credit:Tesla
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テスラの株価(TSLA)が1兆ドルの評価額に急上昇しました。これは、トランプ氏とマスク氏の関係がテスラに利益をもたらすという想定に基づいているようです。

米国大統領選挙の結果

同社の評価額は実際に、上位自動車メーカー10社の時価総額を合わせたよりも高い水準になっています。

テスラは、米国大統領選挙後の株価上昇をさらに7%伸ばし、その結果、同社の評価額は数年ぶりに1兆ドルを突破しました。

同社は以前から世界で最も価値の高い自動車メーカーでしたが、現在では、次の10社分の自動車メーカーの価値を合わせた額よりも高い評価を受けていることになります。

今週は米国大統領選以外にテスラに関する目立ったニュースはなかったことを考えると、今回の株価上昇は大統領選とテスラのCEOであるイーロン・マスク氏と次期大統領のドナルド・トランプ氏との親密な関係が関連していることは明らかです。

トランプ氏はテスラのために何をするのか?

テスラの時価評価額は、米国大統領選挙以来2000億ドル以上も増加しました。これはトヨタの評価額の総額に匹敵します。

それを正当化するものは何でしょうか?トランプ氏はテスラのために何ができるのでしょうか?

トランプ氏が公約として掲げたことと、実際に実行する内容が必ずしも一致するわけではないため、正確に述べるのは難しいですが、いくつかの説があります。

次期大統領となるトランプ氏は、ここ数年の米国におけるテスラの販売台数を維持してきた電気自動車(EV)の優遇措置を撤廃したいという意向を明らかにしています。これによりテスラの車は高価になりますが、テスラの株主の中には、この撤廃が他のEVメーカーを苦境に追い込み、将来的にテスラだけが生き残ることになるという指摘をする人もいます。

彼らは、トランプ氏が他国からの輸入品に課税することを公約していることと同様のことが起こるのではないかと期待しているのです。

自動車業界はグローバル化しており、米国の自動車メーカーも他国の部品に依存していますが、平均的に見ると、テスラは他の自動車メーカーよりも自社で部品を生産する垂直統合が進んでいます。

自動車のコストはすべて上昇する可能性が高いですが、テスラの投資家は、同社は競合他社よりも関税の影響をうまく乗り切れるだろうと考えています。

最後に、自動車製造の面では、マスク氏がトランプ大統領との緊密なコミュニケーションが可能になった今、トランプ大統領がテスラのために特別に例外を設ける可能性があるという、より陰謀論的な説もあります。

自動車製造は依然としてテスラの事業の大部分ですが、マスク氏は「テスラは自動運転なしでは何の価値もない」と明言しています。 トランプ大統領はテスラの自動運転実現を手助けすることはできませんが、マスク氏は、自動運転システムを州単位ではなく連邦レベルで承認する連邦政府の枠組みを構築できる可能性を示唆しています。

これにより、テスラは自動運転を実現した場合に、より容易に展開できるようになるでしょう。

テスラだけが優遇

テスラは、より厳しいコスト環境下において、他のEVメーカーよりも競争力があるという点については、いくつかの良い指摘があります。

テスラは、パンデミックによるサプライチェーン危機の中で、すでにそれを証明しています。

私がそれに問題を感じているのは、電気自動車にとって良いものではないからです。テスラにとってのみ良いものです。私達は輸送およびエネルギー産業が持続可能性への加速した道筋を確実に歩むことができるよう、電気自動車の普及を加速させることを支持しています。

テスラも以前はそうでした。

EVへの優遇措置が廃止され、関税により自動車コストが上昇するシナリオでは、米国でのEVの普及率は低下します。電気自動車は、車両本体価格が高くなり、歴史的に見ても、販売台数の減少につながることは避けられません。

これはテスラや他のすべてのEV自動車メーカーにも当てはまるでしょう。テスラにとって良いことだと考えられる唯一の方法は、他の自動車メーカーが倒産し、テスラだけが生き残ることです。

それは現実的な可能性ですが、電気自動車の普及という使命にとっては良くないでしょう。

それは、業界全体の移行を加速させるというテスラの本来の使命に反するものです。

ある意味では、テスラが他社に先駆けてインセンティブを活用し、他社がテスラに追いつこうとしている今、テスラ、いやマスク氏は、他社にドアを閉めて追い越させようとしているように感じられます。これは本来の使命に反するものです。

もし本当にそうだとすれば、テスラはもはや使命を追求する企業ではなくなっています。

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つまり株価がすべてになってしまっているといえるのです。

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