テスラ・エナジーは、同社の事業において着実に重要な役割を担うようになってきています。
75万台のなかの10万台
2024年第3四半期だけでも、テスラはエネルギー部門が30.5%という記録的な粗利益率を達成したことを明らかにしました。また、テスラは今年第3四半期の時点で、世界中で75万台以上のパワーウォールが設置されたと述べました。このうち10万台はバーチャルパワープラント(VPP)に登録されています。
「第3四半期の時点で、10万台以上のパワーウォールがバーチャルパワープラント(VPP:仮想発電所)プログラムに登録され、電力網にストレスがかかっている期間に必要とされるサポートを提供しながら、オーナーにさらなる経済的価値をもたらしています」
1週間で510ドルの報酬
このマイルストーンは、テスラ・エナジーが公式Xアカウントの投稿で発表しました。ソーシャルメディアプラットフォームの記事で、テスラ・エナジーは現在世界中で数十のテスラVPPが稼働していると述べました。これらの仮想発電所は地域の電力網をサポートし、それぞれの地域でエネルギー使用量が急増した際には供給と需要のバランスを調整します。
テスラのVPPの貢献は多大です。カリフォルニア州だけでも、同州の熱波のピーク時に、テスラの仮想発電所が125メガワット以上の電力を供給したと、テスラはレポートしています。VPPは地域社会にも有益です。VPPは、パワーウォールの所有者が光熱費を削減し、停電を回避する方法も提供します。

また、VPPイニシアチブの中には、参加者に対して金銭的な補償を行うものもあります。これは2022年9月にカリフォルニア州サクラメント在住のテスラオーナー、マーク・ギルンド氏が私達に語った内容から明らかです。ギルンド氏の太陽光発電とパワーウォールはカリフォルニア州のVPPに登録されており、VPPイベントが開催された1週間に255kWhの電力を送電したことで510ドルの報酬を得たとのことです。
テスラのオーナーによると、彼のシステムが稼いだ510ドルで、自宅のソーラーとパワーウォールシステムの毎月の支払いが賄えたとのことです。
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