テスラがカリフォルニア州に建設した仮想発電所(VPP)は、昨日、グリッドがピーク時発電所から化石燃料を使用しないよう、100メガワットの電力を供給しました。
猛暑のカリフォルニア
カリフォルニアでは今、発電所の稼働ピークのシーズンを迎えています。この地域では猛暑に見舞われ、人々はエアコンをフル稼働させており、電力網に大きな負荷がかかっています。
テスラは、分散型エネルギーシステム、屋上ソーラーパネル、パワーウォールを統合する仮想発電所、いわゆるVPPを利用し、グリッド(系統電力)サービスを提供するほか、顧客により多くの価値を提供してきました。
バーチャルパワープラント(VPP)は、テスラ・パワーウォールのような分散型エネルギー貯蔵システムで構成されており、以前は、グリッドサービス提供と、汚染物質を排出し、かつ費用のかかるピーク時発電所の使用回避のために使用されていました。
2021年、テスラはカリフォルニア州でVPPのパイロットプログラムを開始しました。このプログラムでは、パワーウォール所有者が報酬なしで自主的に参加し、グリッドが必要とする際にVPPがバッテリーパックからパワーを引き出すというものです。
これにより、テスラはこのようなシステムの有用性を証明することができました。
1kWhあたり2ドルの報酬
試験プログラムの後、テスラと北カリフォルニアをカバーする電力会社 PG&E は、テスラアプリを通じて初の公式バーチャル発電所を立ち上げました。
このテスラの仮想発電所の新バージョンでは、緊急負荷削減イベント中にグリッドに貢献したパワーウォール所有者に、1kWhあたり2ドルが実際に支払われます。 家庭では、1イベントあたり10ドルから60ドルを受け取ることが期待されています。
その後、テスラのカリフォルニアVPPが南カリフォルニアエジソン(SCE)に拡大し、現在カリフォルニア州の大部分をカバーしている状況です。
VPPはその後も拡大を続けています。テスラは昨日、「緊急負荷」イベント(電力の負荷が上がり電力需要がピークに達する状況)が発生したと発表しました。同社のVPPは、このイベント中に100メガワット以上の容量を提供しました。
このイベントが1時間続いた場合、VPPプログラムに参加しているテスラのパワーウォール所有者は20万ドル以上の収益を得ることになります。
テスラは、これらのプログラムを徐々により多くの州や国で開始しており、パワーウォールの導入台数が増えるのに合わせて規模を拡大しています。
テスラは現在、同社は世界中で 600,000 台以上の パワーウォールを設置しています。
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