テスラは2024年7月、中国で第4位のニュー・エネルギー・ビークル(NEV:新エネルギー自動車)メーカーとなりました。中国のNEVセグメントには、バッテリー電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車が含まれます。7月の中国トップNEVメーカーの中で、BEVのみを販売しているのはテスラだけです。
昨年から増加、前月から減少
中国乗用車協会が発表したデータによると、テスラ中国は7月に46,227台を小売販売し、中国の新エネルギー車(NEV)市場で5.3%のシェアを獲得しました。これらの数字は前年同月比で47.1%の改善を示していますが、2024年6月にはNEV市場の6.9%を占めて第3位にランクインしていたことから、7月に入って順位を下げたことになります。
BYDは先月も中国トップのNEVメーカーの座を維持し、7月には311,804台を販売し、同セグメントの35.5%を占めました。BYDに次いで、吉利汽車が6.5%のシェアを獲得し、中国の新エネルギー車市場で5.8%のシェアを獲得したLiオートが続きました。7月の新エネルギー車メーカーのトップ5を締めくくったのは長安汽車で、5.0%のシェアを獲得しました。
BEVだけで健闘
テスラ批判派は、7月のNEVランキングをイーロン・マスク氏が率いる電気自動車メーカーの衰退の兆しと解釈するかもしれませんが、テスラ中国は、外国の自動車メーカーとしては唯一、中国のNEVセグメントでこれほど高い順位を獲得していることに注目すべきでしょう。BYD、吉利、Liオート、長安汽車がすべてハイブリッド車を販売していることを考えると、テスラ中国の7月のNEV市場シェア5.3%は特に印象的です。

また、CNEV Postのレポートによると、2024年1月から7月の期間では、テスラは依然として中国第3位のNEVメーカーであり、市場シェアは6.5%でした。これと比較すると、2024年1月から7月までのBYDのNEV市場シェアは34.1%、吉利汽車のNEV市場シェアは7.3%となっています。
テスラ中国の小売販売台数を見ても、改良版モデル3セダンの販売が好調であることが分かります。中国の業界ウォッチャーの報告にもあるように、テスラモデルYは7月に41,400台が販売され、同国で最も売れたバッテリー式電気自動車となりました。また、改良版テスラモデル3セダンも7月に32,700台が中国で販売され、前年同月比で61%増加しました。
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