テスラは、昨年のホリデーアップデートの内容がイマイチだったことも影響してか、この春に実施されたソフトウェア・アップデート(いわゆるスプリングアップデート2024)で、数々の機能を追加しました。
その中でも、ひときわ目を引くのがFSDに準ずる周辺環境のビジュアライゼーションの全世界規模での拡大と、全画面ビジュアライゼーションの2つです。
周辺環境のビジュアライゼーション
実際に、このビジュアライゼーションは北米ではかなり以前から実装されていた機能でした。下のリンクにあるように、2021年7月なので今から3年も前に、FSDオプション購入者限定ではありましたが、方向指示器、ハザード、救急車や警察のライト、ブレーキランプなども捉えることができる機能を備えつつありました。
そういう意味では、この2021年当時はまだ新型のMPUであるAMD Ryzenが搭載される前の出来事なので、今回のスプリング・アップデートで一世代前のIntel Atom搭載車にも実装されたのはそれほど難しいことではなかったのかもしれません。
特にテスラのソフトウェア機能の追加は、規制の関係なのか、北米(特に米国)が最も進んでおり、次に中国、欧州と続き、日本市場(を含む小規模な市場)はかなり後回しになっているように思います。
スクリーン全画面ビジュアライゼーションも?
そして今回、Xユーザーの@FullyLucidからの(真偽の程は定かではない)リーク情報がもたらされました。下のリーク映像を見てもらえればおわかりのように、Intel Atom搭載とされている旧型MPU車両のビジュアライゼーションが、最新のAMD Ryzen搭載のビジュアライゼーションと同じように、全画面表示されている動画が映し出されています。
Full screen visualizations while parked CAN be handled by Intel atom, and rather smooth at that. pic.twitter.com/EZ2P8kvArn
— Lucidity (@FullyLucid) June 20, 2024
そして、このポストに対して以下のようにコメントされています。
「駐車中のフルスクリーン表示は、インテルAtomで処理でき、かなりスムーズです。」
テスラはソフトウェアが(実はハードウェアも)進化するクルマとして有名ですが、こうした機能が少し遅れてでも実現するのは、通常の既存大手自動車メーカーには無いサービスと言えるでしょう。確かにユーザーとしては嬉しいですが、今回の全画面ビジュアライゼーションは、テスラ車買い替えの契機にもなりうるほどの機能進化とも言えるレベルのものなので、もう少し時間をおいて旧型にも適用してもらっても、とも思います。
何れにせよ、先程指摘しているようにすでに米国では実装されている機能で日本ではまだ実装されていない機能は非常にたくさんあり、その最たるものが完全自動運転ソフトウェアFSDですが、そう考えると、まだまだ旧型でも十分楽しめるとも言えそうです。
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