テスラ、中国ですべてのモデル3及びYの納期を最短1週間に短縮

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Credit:Tesla
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テスラは、直近で中国でのモデル3、モデルYの全モデルの納期を最短1週間に短縮しました。

中国の自動車市場が成長するにつれ、テスラはこの世界最大の自動車市場の需要に応えるべく、非常に努力してきました。最近、テスラは中国で販売するテスラモデル3およびモデルYの価格を引き下げる一方、テスラのショールームを賃料の高い都心部から離れ、サービスステーションを併設できる地方・郊外に移動させています。そしてロイター通信によると、テスラのギガ上海がこれまで以上に高速で生産拡大しているため、テスラ車の納期もどんどん短縮されてきました。

テスラの納車待ち時間削減能力を測る上で、最も重要な要素は生産量であり、生産量が多ければ多いほど、納車待ち時間は短縮されます。したがって、テスラが直近で、中国において納車待ち時間を短縮したことは、生産量が引き続き増加していることを示す指標となりそうです。ただし、この中国からの追加生産が世界の他の地域の納車待ち時間に影響を与えるかどうかは不明です。

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Photo: WU WA/YouTube

米国では、モデル3の待ち時間は比較的短いほうですが、モデル3パフォーマンスは来年まで納車待ちとなっています。さらに欧州では、納車待ち時間はかなり長く、ベースモデルのモデル3 RWDでさえ、来年の3月から4月まで待たないと納車されません。モデルYについても、米国と欧州で同じ程度の納車待ち時間が発生しています。

他の電気自動車を検討している顧客にとって、既存の自動車メーカーも新型電気自動車の納車待ち時間で苦労しています。フォードは、話題の新型フォードF150ライトニングの生産台数を継続的に増やしています。現代・起亜自動車は、米国を拠点とする電気自動車製造施設の開設までまだ数年かかるため、顧客の電気自動車に対する需要に迅速に対応することが現状できていません。

テスラのギガ・テキサスとギガ・ベルリンの稼働率向上が進むにつれて、それぞれの大陸の消費者は納車待ち時間を継続的に短縮することができるかもしれません。しかし、北米や欧州の顧客にとって、納車1週間待ちという状況の実現はまだまだ先の話でしょう。

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