テスラは、車載サービスメニューに新機能を追加し、オーナーは現在車両に装着されているタイヤに基づいて、冬用タイヤか夏用タイヤかを選択することができるようになりました。この機能は、どちらのタイヤタイプを選択したかに基づいて車の設定を更新し、リアのトレッドデプスが浅すぎるというメッセージを取り除くこともできます。ただし、この機能はまだすべての車両に展開されていないようです。
この機能には「サービス」メニューの「ホイール&タイヤ設定」からアクセスでき、「ホイール」と「タイヤ」の2つのタブが選択できるようになりました。ホイール’オプションは、18インチとエアロ19インチ・スポーツとの間で選択することができます。
そして新しい項目は「タイヤ」で、「ウィンター」「オールシーズンまたはサマー」タイヤを選択できるようになりました。このメニューによると、テスラは「タイヤのローテーションや交換のたびにこの設定を実行して、ドライブを最適化するように」とアドバイスしています。この設定を実行すると、昨年追加されたトレッドの深さが低いという警告メッセージも消えます。
また、タイヤの種類を変更したら、テスラは「運転開始後数分間はハードな加速を制限して、車両のキャリブレーションを確実に行うように」とアドバイスしています。
残念ながら、2種類のタイヤを切り替えたときに、どのようなキャリブレーションが行われ、どのような設定が変更されるかは、メニューオプションや取扱説明書には記載されていませんが、いくつか推測することはできます。
ひとつは、夏タイヤと冬タイヤで異なる推奨タイヤ空気圧が考慮されている可能性が高いということです。テスラは最近、タイヤ空気圧の最終測定日を確認する機能を追加し、同時に冷間時のタイヤ空気圧を組み替える機能を追加しました。
また、航続距離やエネルギー消費量の見積もりを計算する際に、夏タイヤやオールシーズンタイヤと比較して、冬タイヤの転がり抵抗のレベルが異なることを考慮することも可能になっています。
ただし、この機能はすべての車に展開されていないようです。私たちは、完全自動運転(FSD)ベータ版のモデル3でこの機能を発見しましたが、これはまだ2022.20ソフトウェアアップデートブランチで動作しているため、そのバージョンで追加されたと思われます。
しかし、この機能は2022.28.200を実行している私たちのモデルYで使用できませんでした。また、2022.36のモデルYをお持ちの読者の方々にも確認したところ、やはりありませんでした。ということで、今のところモデル3にしか追加されていないのかもしれません。
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