米高速道路交通安全局(NHTSA:The National Highway Traffic Safety Administration)は2022年3月2日、完全自律走行車が基準を満たすための条件として、人による運転制御要素を車に装備することを義務付けない方針を明らかにしました。
「2020年代を通じて、自動運転や運転支援システム(ADS)の発展に安全基準が追いつくようにすることが、米国運輸省の安全ミッションの重要な部分です。この新規則は重要なステップであり、ADS搭載車に対する強固な安全基準を確立するものです。」と、ピート・ブティジェッジ米運輸長官は述べています。
ロイターによると、ADSのみで操作するように設計された車両は、手動による運転操作を「合理的に不要」にするとコメントしています。
自律走行車が多くの自動車メーカーの目標になるにつれ、ここ数年、自動車の規制プロセスがより重要な問題になってきています。多くの企業が自動車の自律性を高めることに注力している今、交通安全を扱う機関は、新しい技術に対応するために規則を順次改定しているのです。特に、ハンドルやブレーキ、アクセルペダルのない車両を路上でテストする許可を得ようとする企業にとって、過去数年間は苦難の道のりでした。
2022年2月、米ゼネラル・モーターズ(GM)は、人間による操作を排除した自動運転車の製造許可を得るための請願を開始しました。完全自律走行車では、人間が運転に介入したり、相互作用したりする必要がないため、ハンドルやブレーキペダルは必須ではありません。クルマが100%運転責任を負うので、乗客は道路での時間を運転以外の好きなことに使えるようになります。
NHTSAの副長官であるスティーブン・クリフ博士はプレスリリースで、「ADS搭載車ではドライバーが人から機械に変わるが、人間の安全を守る必要性は変わらず、最初から安全措置が確保されていなければなりません。この規則により、我々は自動車メーカーが安全を第一に考えることを保証します。」と述べています。
NHTSAによると、以前設定されたルールは、一般的で伝統的な車両機能に対して書かれたものでした。今回の更新では、手動操作のないADS搭載車に基準を適用する際、自動車メーカーが何をしなければならないかを明確にしています。
「今回の新しい規則では、たとえ革新的なデザインであっても、ADS技術搭載車は現行の乗用車と同じレベルの乗員保護を提供し続けなければならないことを明確にしています」とNHTSAは述べています。
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