フォードCEO、電気自動車の価格競争が始まる

ford-and-tesla

フォードのCEOであるジム・ファーレイ氏は、今後発売されるであろう2万5000ドル程度の廉価モデルによって、電気自動車市場はまもなく価格戦争に突入すると考えているようです。

生産上の制約と旺盛な需要のおかげで、電気自動車に関しては現在、価格競争らしい状況は生まれていません。それどころか、在庫の少なさと旺盛な需要のために、ディーラーは電気自動車に大幅なプレミアムをつけています。しかし、米国自動車業界の大手企業フォードは、それが変わろうとしていると考えています。

2021-ford-mustang-mach-e-4-101-1612182937
2021-ford-mustang-mach

フォードのCEOであるジム・ファーレイ氏は、6月2日水曜日に開催されたバーンスタイン戦略的意思決定カンファレンス(Bernstein Strategic Decisions Conference)で、今後数年間で電気自動車の製造コストが低下し、2万5,000ドル台の電気自動車を販売できるようになるとの見通しを示しました。

彼は、これが業界における「巨大な価格競争」につながると考えているようです。

「ですから、私たちの業界は間違いなく大規模な価格競争に突入する、と思っています。」

フォードのマスタング・マッハEは約4万5,000ドルの価格からですが、バッテリーパックだけでもフォードの製造コストは1万8,000ドルもかかる、と指摘しました。実際にこれでは、車両販売価格を下げる余地がありません。

ファーレイCEOは、バッテリーに大幅なコスト改善がもたらされると考えており、フォードが開発中の次世代EVプラットフォームでは、製造コストの大幅な削減をもたらすと確信しているようです。

「治具を半分に、作業台を半分に、溶接を半分に、そしてファスナーを20%少なく。これだけシンプルな製品だからこそ、製造性を根本から変えるべく設計したのです。」

ファーレイCEOは、この「価格戦争」の可能性がある中で、より価格競争力を高めるために、フォードは流通コストや広告宣伝費を削減する用意もあるといっています。

ファーレイCEOは、2万5,000ドルのEVモデルに関する具体的な計画については共有しませんでしたが、業界にはすでにいくつかのプロジェクトが存在する。

VWは、ID.Lifeというコンセプトを掲げていますが、このコンセプトは2万4,000ドルの電気自動車を開発するためのプレビューだとしています。テスラも25,000ドルの電気自動車を発売すると言っていますが、CEOのイーロン・マスクは最近、既存車の生産増強に集中するため、このモデルへの取り組みを一時停止したと述べています。

今年は、さまざまな要因によってEVのバッテリーコストが実際に上昇している、唯一ではないにせよ稀な年のひとつかもしれません。ですから、EVの価格が下がるとしたら、もう少し待たないと考えられます。

ファーレイCEOの指摘は正しいと思いますが、それは2024年から25年にかけてのことでしょう。その時点でもEVの需要はEVの生産量をはるかに上回ると思いますが、選択肢が増えるので、価格面も含めて競争が激しくなると考えられます。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

テスラ関連の最新ニュースをほぼ毎日アップしていますのでこちらを参照ください。

人気記事

ブレーキフルードも配管も全廃。テスラCybercabが採用した「完全ドライEMB」の構造と4輪独立制御
ソフトウェアアップデート2026.38で何が変わる? Intel搭載車へのSC構内3Dマップ開放と「ダイナミック・ヘッドライト・レベリング」の正体
なぜテスラは注文画面で大々的にアピールしないのか? パフォーマンス限定「生涯コネクティビティ」の譲渡制限と実質維持費
テスラ130kW対応の新型チャデモアダプターは買うべきか?2027年1月発売・10万円弱の費用対効果と充電口数12倍の実態
前面・側面・横転すべてで5つ星。2026年型テスラModel 3がNHTSA全試験で最高評価を獲得した骨格設計
CHAdeMOアダプター不要の時代へ。テラチャージが2028年よりNACS充電器2,500口を展開する意味
【2026年最新】テスラのおすすめカスタムロック音・施錠音サウンド集|人気ビデオゲーム・映画・アニメ効果音
【レベル4認可への最短ルート】全道路解禁を捨てたテスラAIチーム:高速道路限定FSDが日本でも実現する理由
満車時は1分100円。テスラSC「充電時間超過料金」の課金条件と5分猶予ルール、米国で進む80%混雑料金の現在地
ブラウザ埋め込みから脱却へ。テスラ・シアターの内部API改修がもたらす動画ストリーミングの高速化とサービス拡充

新着記事

新型ロードスターは3グレード展開へ。公道仕様からコールドガススラスター搭載のRocketまで判明した主要スペック
欧州テスラが年産100万台へ:ギガベルリンの現行週7500台から約2.7倍増産計画と環境認可プロセス
テスラ130kW対応の新型チャデモアダプターは買うべきか?2027年1月発売・10万円弱の費用対効果と充電口数12倍の実態
テスラ デリバリーセンター名古屋みなとが10月28日オープン:最大130台収容の東海新ハブ
ハンドルもミラーもない車内で乗客は何を見るのか? サイバーキャブが後方・側面カメラ映像を画面投影する理由
トランス工事待ちの2年をスキップ。テスラがスーパーチャージャーを前倒し開通させる「Flex Connect」の仕組み
公式ノートに書かれない「2026.32」の隠れた変更点。ブラウザ広告ブロックとシートヒーター20分自動OFFの狙い
カナダのモデル3受注停止の引き金。中国の税制改正が日本の販売価格に及ぼす影響度
テスラ・ロボタクシーがスーパーチャージャーで手動充電される理由。オースティン現場動画が明かした運用の実態
自宅に着いたらガレージを開けてミラーを畳む。テスラ最新コードに隠された車載自動化システムの活用法

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。加えて、記事内のリンクにはアフィリエイトリンクが含まれていることがあります。また、掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。更に、運営者はテスラ株式のホルダーです。

タイトルとURLをコピーしました