フォルクスワーゲンのソフトウェア投資計画とテスラとの開発力比較

volkswagen-tesla

フォルクスワーゲンのような伝統的な自動車メーカーであっても、ソフトウェアを超重視するテスラを手本にしようと思えば、追いつかなければならないことがたくさんあるのは間違いないでしょう。その小さな解決策として、このドイツの自動車メーカーは、ソフトウェアベースの自動車の未来を見越して、ソフトウェアの専門家を育成・雇用するためのプログラミングスクールを開講しています。

フォルクスワーゲンのプログラミングスクール「Faculty 73」は、ソフトウェアを学び、いつか自動車メーカーで働きたいと考えている人たちを対象にしたトレーニングを行っていることが、先月DWが伝えたレポートにより明らかになりました。

VWのCEOヘルベルト・ディース

その一人であるレネ・ケルナーさんは、予期せぬ病気にかかってしまった家族のために学校を退学し、レストランでの給仕の仕事を余儀なくされた後、このプログラムによって再びソフトウェアの世界に戻ることができたと、同誌に語っています。

「レストランの仕事は楽しかったが、充実していませんでした。フォルクスワーゲンで博士論文を書いていた友人が、ヴォルフスブルクにある新しいプログラミングスクールのことを教えてくれたんです。VWで働きながら、自分が本当に好きなことができるという、素晴らしいチャンスだったのです。」

ケルナーさんは、昨年3月にFaculty 73のプログラムを修了し、フォルクスワーゲンからバックオフィスのIT業務に従事するフルタイムのオファーを獲得しました。

「今は、ただ楽しいだけです。ソフトウェア開発者として、プロダクトオーナーとして、もっと成長したいです。VWは今、電気自動車に力を入れていて、とても面白い時期です。まさに私が望んでいたことです」と彼は付け加えました。

フォルクスワーゲンのプログラムは、IT専門家やソフトウェア開発者など、業界がソフトウェアと電気自動車(テスラが標準化しているような自動車)に移行する際に必要となる人材にまで及んでいます。

今月初めにCarBuzzが報じたように、フォルクスワーゲンは最近、アルゴ社のAI自動運転ソフトウェアを使用する計画を発表しており、テスラが成し遂げたことに追いつくには、あらゆるソフトウェアの助けが必要になります。

現在の自動運転の標準は、テスラのビジネスモデル、そして道路上の問題に対するAIソリューションの開発に端を発しています。

確かに、テスラのソフトウェアは完璧とは言い難いのも事実です。テスラはドイツの裁判所から、オートパイロットシステムを「酔っ払った初心者ドライバー」に例えたある購入者からモデル3を買い戻すように命じられているほどです。

しかし、テスラほど自律走行や運転支援システムのテストを行っている企業は世界中を見回してもテスラ以外に他にありません。オートパイロットは2016年に導入され、2020年にはさらに強固なフルセルフドライビングのベータ版が提供され、その後2021年にはこのFSDベータ版がより多くの人々にベータテストとして拡大されました。

テスラの先進運転支援システムは完璧ではありませんが(FSDベータ版の12,000ドルという高額な価格帯に期待する人もいるだろう)、特にフォルクスワーゲンなど他の自動車メーカーのものと比較すると、広く、定期的にテストされていることは注目に値しますし、極めてアドバンテージが有ると言えます。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

テスラ関連の最新ニュースをほぼ毎日アップしていますのでこちらを参照ください。

人気記事

ブレーキフルードも配管も全廃。テスラCybercabが採用した「完全ドライEMB」の構造と4輪独立制御
ソフトウェアアップデート2026.38で何が変わる? Intel搭載車へのSC構内3Dマップ開放と「ダイナミック・ヘッドライト・レベリング」の正体
なぜテスラは注文画面で大々的にアピールしないのか? パフォーマンス限定「生涯コネクティビティ」の譲渡制限と実質維持費
前面・側面・横転すべてで5つ星。2026年型テスラModel 3がNHTSA全試験で最高評価を獲得した骨格設計
テスラ130kW対応の新型チャデモアダプターは買うべきか?2027年1月発売・10万円弱の費用対効果と充電口数12倍の実態
CHAdeMOアダプター不要の時代へ。テラチャージが2028年よりNACS充電器2,500口を展開する意味
【2026年最新】テスラのおすすめカスタムロック音・施錠音サウンド集|人気ビデオゲーム・映画・アニメ効果音
【レベル4認可への最短ルート】全道路解禁を捨てたテスラAIチーム:高速道路限定FSDが日本でも実現する理由
満車時は1分100円。テスラSC「充電時間超過料金」の課金条件と5分猶予ルール、米国で進む80%混雑料金の現在地
ブラウザ埋め込みから脱却へ。テスラ・シアターの内部API改修がもたらす動画ストリーミングの高速化とサービス拡充

新着記事

新型ロードスターは3グレード展開へ。公道仕様からコールドガススラスター搭載のRocketまで判明した主要スペック
欧州テスラが年産100万台へ:ギガベルリンの現行週7500台から約2.7倍増産計画と環境認可プロセス
テスラ130kW対応の新型チャデモアダプターは買うべきか?2027年1月発売・10万円弱の費用対効果と充電口数12倍の実態
テスラ デリバリーセンター名古屋みなとが10月28日オープン:最大130台収容の東海新ハブ
ハンドルもミラーもない車内で乗客は何を見るのか? サイバーキャブが後方・側面カメラ映像を画面投影する理由
トランス工事待ちの2年をスキップ。テスラがスーパーチャージャーを前倒し開通させる「Flex Connect」の仕組み
公式ノートに書かれない「2026.32」の隠れた変更点。ブラウザ広告ブロックとシートヒーター20分自動OFFの狙い
カナダのモデル3受注停止の引き金。中国の税制改正が日本の販売価格に及ぼす影響度
テスラ・ロボタクシーがスーパーチャージャーで手動充電される理由。オースティン現場動画が明かした運用の実態
自宅に着いたらガレージを開けてミラーを畳む。テスラ最新コードに隠された車載自動化システムの活用法

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。加えて、記事内のリンクにはアフィリエイトリンクが含まれていることがあります。また、掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。更に、運営者はテスラ株式のホルダーです。

タイトルとURLをコピーしました