中国におけるモデルY L車両向けに展開中の2025.32.300アップデートでは、いくつかの注目すべき機能が追加されました。
テスラは中国向け最新無線更新(OTA)を通じ、モデルY Lに静かにV2L(Vehicle-to-Load)機能を追加しました。これによりオーナーは、EVから直接外部機器に電力を供給することが可能となります。
この機能追加は、中国向け2025.32.300アップデートのリリースノートでテスラが明記しております。
モデルYL、V2L機能とその他の利便性向上を実現

中国国内のモデルY L車両向けに展開中の2025.32.300アップデートでは、いくつかの注目すべき機能が追加されております。まず第一に「外部放電機能」が挙げられます。これはテスラが後日発売予定の純正アダプターを介してV2L(Vehicle to Load)機能を実現するものです。
この機能により、モデルY Lは家電製品や工具、場合によっては他の電気自動車(EV)への給電も可能となり、キャンプ旅行や突発的な停電時に特に有用となるでしょう。
その他の改良点としては、ドッグモードの最低温度制限の緩和、駐車中の省エネを実現するカスタマイズ可能な低バッテリー設定、車両のエンターテインメント機能「レイブケイブ」の拡張パーソナライゼーションなどが挙げられます。テスラ社は、特定の機能は車両構成によって異なる場合があり、展開時期も地域によって異なる可能性があることを明記しています。
モデルYL、中国SUVランキングで急上昇
市場投入から間もないモデルY Lですが、中国で最も売れている中型~大型SUVランキングにおいて既に存在感を示しています。Yicheのデータによると、テスラは9月に8,221台を販売し、リープモーターC16、リ・オートL6、シャオミYU7に次ぐ同セグメント4位を獲得しました。
モデルY Lの急成長は、現地競合車種より高価格帯であるにもかかわらず、その強い市場訴求力を浮き彫りにしました。興味深いことに、5人乗り仕様で標準モデルYに近い位置付けのシャオミYU7が、9月に22,244台を販売しランキング首位を獲得しています。
しかしながら、テスラが継続的に提供する無料ソフトウェアアップデートや、フルセルフドライビング(監視付き)といった機能により、モデルY Lは中国における中型~大型SUVのベストセラーランキングで順位を上げる可能性を秘めていると考えられます。
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