テスラのライバル企業の元最高経営責任者(CEO)が、イーロン・マスクCEOについて衝撃的な予測を発表しました。
「マスクは自動車をやめる」──元CEOの“テスラ消滅予言”
マスク氏は電気自動車の生産と製造を完全に放棄し、最終的にはロボット工学、SpaceX、あるいは人工知能に注力することを決断するだろうとの見解を示しています。
ステランティスのカルロス・タバレス前最高経営責任者は、最近のインタビューで、マスク氏はテスラの電気自動車に将来性を見出せず、最終的にはその開発を完全に断念するだろうとの見解を示しました(デトロイト・ニュース紙経由)。
「ある時点で、彼が自動車業界から離れ、ヒューマノイドロボット、スペースX、あるいは人工知能に再び注力することを決断する可能性は否定できません。イーロン・マスク氏は自動車業界から去ることになるでしょう」
マスク氏は、突飛な行動や率直な発言で知られる人物です。しかし、このような予測は、特にテスラが現在、自動運転車に最優先で取り組んでいることを考えると、必ずしも正確ではないと思われます。同社は、自動運転車に数十億ドルの資金と膨大な時間を投じてきたのです。
それにもかかわらず、タバレス氏は、テスラは最終的には自動車業界から完全に撤退し、BYD に敗れるだろうと依然として考えています。また、彼は株式市場におけるテスラの企業価値について、「単に天文学的な数字だ」と批判しました。
この発言は、タヴァレス氏が新しい自伝を宣伝している最中に出されました。彼は、テスラは 10 年後には存在すらしていないだろうという衝撃的な主張で締めくくりました。
「テスラの株式市場での価値の損失は甚大となるでしょう。なぜなら、この評価額は単に天文学的な数字だからです。テスラが 10 年後も存在しているかどうかは定かではありません。革新的な企業ではあるものの、BYDの効率性に敗れるでしょう。」
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マスク氏はXでこの報道を目にし、タヴァレス氏は「全く理解していない」と述べました。これは、同社が製品ラインの重要な部分を簡単に放棄し、既に同社車両を購入し、完全自動運転技術のためのデータ収集に投資した数百万人の顧客を顧みないという考え方を、事実上否定するものでした。
マスク氏は11月上旬、テスラ取締役会が提案した1兆ドル規模の報酬パッケージについて株主投票が行われるにあたり、今後数年にわたりテスラへの関与を継続する意向を示しています。過去2回の別パッケージに関する投票が圧倒的多数で承認された経緯から、今回の報酬案も可決される見込みです。
しかしながら、マスク氏が真に懸念しているのは、オプティマスロボット群の管理・運用において、十分な所有権に基づく影響力を保持できるかどうかという点にあります。
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