テスラファンは、競合他社の製品であることが判明した「テスラの試作車」に興奮してしまいました。
SNSで広まった“テスラ新型車”の正体
テスラ（TSLA）の株主は、競合他社の試作車であることが判明した「テスラの試作車」について、ソーシャルメディアで興奮していました。
新しい電気自動車の試作車がソーシャルメディアに登場し、テスラの株主たちは、それがテスラの試作車であると推測して、その情報を共有し始めました。
テスラの株価を煽るグループ「レベリオネア」のメンバーであるテスラの株主も、この写真を共有し、これがテスラについて「非常に強気にする理由」だと主張しました。
ファラデーの正体と誤解の理由
唯一の問題は、それがテスラの試作車でさえなかったことです。
「これは当社のテスト車両、ファラデー X 試作車です。」
ファラデー・フューチャー（FF）は、これが同社の新しい「ファラデー X」の試作車であることを認めました。
FF は、非常にハイエンドな FF91 でよく知られていますが、現在は、新しい Faraday X ブランドで、より安価な次世代車を開発しています。
テスラの株主たちは、テスラが新しいモデルでより安価な電気自動車を発売するとの考えをまだ捨てきれていないため、興奮しました。
これは、CEO のイーロン・マスク氏が、テスラが次世代プラットフォーム（NV91-92）をベースにした安価な電気自動車を「サイバーキャブ」とモデル 3 およびモデル Y の簡略版に切り替えるためにキャンセルしたという報道を誤って否定したためです。
テスラは、最新の決算報告書および決算説明会においてそのことをすべて確認していますが、マスク氏のコメントから、テスラがまったく新しいモデルを発売する計画があると信じている人もまだいます。
マスク氏の発言と株主の盲信が生む“幻想のテスラ”
テスラの現在の問題の一部は、その株主が、長年にわたる誤解を招く、あるいは明らかに誤った発言にもかかわらず、その問題点を認識せず、イーロン・マスク氏の言葉を盲目的に信じていることに起因していると思います。
これはその好例です。
テスラは、私達が 1 年間にわたって報じてきたことをついに確認しました。新車は、モデル 3 とモデル Y の簡略版にすぎないということです。
サイバーキャブ以外の新しいモデルは市場に投入される予定はありませんが、これがステアリングホイールなしでの計画である限り、まだ実現していない無人運転の問題が解決されない限り、まったく意味がありません。
これは、株主が無視しているか、あるいは信じていないという問題なのです。
テスラは過去 5 年間で 1 つの新しいモデル、サイバートラックを発売しましたが、これは商業的に大失敗に終わりました。
ある時点で、株主は目を覚まし、マスク氏がテスラの EV 事業を破壊しており、自動運転車が救いの神として登場することはないことを認識しなければなりません。
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