テスラ株(NASDAQ: TSLA)は水曜日に7%以上急騰し、今週の損失の一部を取り戻しました。
34%も下落
ドナルド・トランプ大統領の勝利に沸いた選挙キャンペーンから得た株高をすべて帳消しにしたため、2025年のテスラにとっては理想的なスタートとは言えませんでした。今年に入ってからの株価はなんと34%も下落しています。
株価下落の主な原因は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とドナルド・トランプ大統領の関係によるテスラ車需要の減少に関する報道、および、マスク氏が「DOGE(政府効率化省)」とテスラの両社を兼務することに対する投資家の懸念の2点です。
欠ける「バランス」
今週、ウェドブッシュ証券のアナリスト、ダン・アイブズ氏は次のように述べました。
「マスク氏は、この重要な局面において、テスラのCEOとして一層の努力が必要です。一言で言えば、イーロン・マスク氏とテスラのCEOとしての手腕には「バランス」という言葉が欠けています。トランプ政権下でDOGE構想を推進することに全精力と時間を注いでいる一方で、です。
1月にトランプ政権の2期目がスタートして以来、マスク氏とトランプ大統領は一心同体であり、マスク氏は実質的にホワイトハウスとパームビーチのマー・ア・ラゴに居住しているような状態です。この2か月間、マスク氏がテスラの工場や製造施設に姿を見せることはほとんどありませんでした。そして、テスラ株の評価はそれに合わせて下落しました。トランプ氏が大統領に選出されたことは、自動運転実現のロードマップ高速化につながるため、マスク氏とテスラにとって大きな出来事でした。しかし、DOGEの取り組みにより、テスラは今、この政治的な大混乱に巻き込まれている状況です。」
水曜日のテスラ株の小幅上昇は、昨日トランプ大統領がホワイトハウスでモデルSセダンを購入し、値引きなしに小切手で支払うと約束したことによる同社への支援が関連している可能性が高いです。
この動きは、ショーン・ハニティ氏をはじめとする著名な共和党員がマスク氏とテスラへの支持を表明したことを受けたものでした。
テスラの株価は水曜日に248.09ドルで取引を終え、7.59%上昇しました。
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