テスラは、ロボタクシーネットワークの実現に向けて水面下で懸命に努力を続けています。
2025年実現に向けて
以前、この件ではカリフォルニア州パロアルト市と協議中であることをお伝えしました。これは、米国次期トランプ政権による連邦政府の政策変更の可能性と併せて、テスラが2025年のロボタクシーネットワーク実現に向けて本腰を入れて取り組んでいることを意味します。
ブルームバーグは、テスラが別の都市と自動運転車両(いわゆるサイバーキャブ、もしくは既存のモデルYやモデル3)の導入について探るための協議を行っていると報じています。この動きは、10月に開催されたテスラの「We, Robot」イベントでの主要発表に続くものです。
テスラは、サンフランシスコのベイエリアで、従業員と安全運転手とともにネットワークのテストを行っており、社内では、さらなる展開を開始するために必要なインフラの一部がすでに整っていることを意味します。
テキサス州オースティン

ブルームバーグは、テスラが現在、すでにギガ・テキサスをホストしているオースティン市と提案の初期段階にあると報じています。テスラは春先から、市の自動運転車タスクフォースと連絡を取り合い、提案の詰めを行っているようです。
オースティン市ではすでにウェイモとゾックスがロボットタクシーのサービスを試験的に行っているため、テスラのサイバーキャブやその他のテスラ車両は、すでに提供されているサービスに興味深い追加となるでしょう。
提案
この提案では、安全性に関する規制、テスラによる初期提供、責任の所在、そして一般公開前にオースティン全域でロボタクシーネットワークの試験運用を行うことなどが検討されるでしょう。また、消防士、救急救命士、警察官といった市の緊急対応要員が車両とのやりとりを習得できるようにすることも、話し合われた議題のひとつです。テスラは12月5日、緊急対応要員を集めたイベントをオースティンで開催し、初期のトレーニングを実施するとともに、展開に向けたガイドラインの策定を支援しました。
私たちは、オースティンとパロアルトの2都市のうち、どちらが最初の公共ロボタクシーネットワークの栄冠を手にするのか、とても楽しみです。
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コメント
2024年12月29日付けの報道であるから、テスラがテキサス州オースティンで「有人で公道を試運転する」ことを十分に果たせていません。米各州のDMVは「有人で公道を試運転する」ことでDMVはその実績を鑑みて「無人で公道を試運転する」資格を承認します。したがって、いくらテキサス州のオースティンが米国内で最も審査基準が緩いと言えども、テスラが2025年6月中に無人ロボタクシーを商業化することなど不可能です。
テスラが2025年6月中に自動運転タクシーを始められないのは確定的!?・・ある科学者からの警告。
https://note.com/jun915/n/n89575f03d50a
の目次の中から、特に
テスラが2025年6月中に「無人のロボタクシーを商業化」するのは実質的に不可能
の項をご参照ください。「無人で公道を試運転する」資格を得ているAmazon率いるZooxsが未だ「無人で公道を試運転する」「無人のロボタクシーの商用化する」資格も承認されていないテスラがZooxsの先に無人ロボタクシー事業を開始するなどあり得ないと考えるのが自然です。