テスラは、最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏がドナルド・トランプ前米国大統領を支持しているため、実際にドイツの法人顧客を失いました。
ミッションとの矛盾
ロスマンとして知られるドイツのドラッグストアチェーンは、マスク氏が今年再び大統領選に出馬しているトランプ氏を公に支持しているため、法人用車両としてテスラ車を購入しないと発表しました。
ドラッグストアチェーンの創設者の息子であるラウル・ロスマン氏は、トランプ氏を支持するマスク氏の姿勢は、気候変動は現実ではないと過去に発言した第45代大統領と自身の掲げるサステイナビリティというミッションが矛盾していると述べました。 トランプ氏はまた、テスラやマスク氏、そして同社が成し遂げたことを支持しているものの、電気自動車のファンではないと発言したこともあります。
ロスマン氏はロイター通信の取材に対し、次のように述べています。
「イーロン・マスク氏はドナルド・トランプ氏への支持を隠していません。トランプ氏は気候変動をでっちあげだと繰り返し述べていますが、これは電気自動車の生産を通じて環境保護に貢献するというテスラ社のミッションとは対照的です。」
言論の自由とテスラのミッション
ブルームバーグによると、同チェーンは約800台の車両のうち34台のテスラ車を使用しています。同社は、テスラからすでに購入した車両を廃棄する計画はなく、「持続可能性と資源保護の観点から」事業を継続するとしています。マスク氏の発言と、環境にやさしい自動車の開発をリードし続けているテスラが代表する内容との「相違」こそが、ロスマン氏を怒らせ、同社からの電気自動車の購入を中止する決断を促したのです。
言論の自由擁護者であるマスク氏は、いずれどこかの企業からこのような意見が表明されることを知っていたはずです。多くの著名人や権威者がそうしているように、自身の政治的信条について率直に発言する権利があるという事実を盾に、マスク氏はそう主張するかもしれません。
しかし、投資家たちはこれに困惑し始めており、同社のミッションを支持してテスラを購入した人々は、マスク氏がトランプ氏を支持していることで、テスラへの支援を継続するかどうかで岐路に立たされています。
もちろん、彼にはそうする権利がありますが、テスラは環境に優しく、地球に利益をもたらすものであり、米国大統領選で誰を支持しようとも、そのことに変わりはありません。
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