テスラのエネルギー部門の納入量は、先週発表された2024年第2四半期の車両納入報告で話題となりました。
単なる自動車会社ではない
テスラが2024年第2四半期のエネルギー貯蔵納入実績について報告した数字を受け、モルガン・スタンレーのアナリストのアダム・ジョナス氏は、同社の株価に310ドルの目標価格を設定した要因として、このエネルギー貯蔵部門をより重視するようになりました。
「投資家がテスラ・エネルギーの価値がテスラの自動車事業を上回る可能性を真剣に検討し始めているのも当然です」と、ジョナス氏は投資家向けのレポートで述べました。大まかな認識としては、ほとんどの人はテスラを自動車会社だと考えています。しかし、実際のテスラはそれ以上の存在です。テスラは自動車を製造し、大規模なエネルギー貯蔵ユニットも販売しています。また、AI、ロボット工学、ソフトウェア会社としても考えられます。
7月2日にウォールストリートのコンセンサス予想を6,000台上回る納車実績を報告して以来、テスラの株価は急騰していますが、おそらく最大の衝撃であり、より多くのアナリスト企業が目標株価を引き上げている理由の一つは、エネルギー部門の業績によるものです。
自動車部門を凌駕する
2024年第2四半期、同社はエネルギー部門の展開を大幅に拡大し、会社記録を更新しました。テスラは第1四半期比で132%もの劇的な伸びを記録し、これは報告された時点で歴代の記録となりました。

テスラは、2024年第 1 四半期に 約4GWh の大型蓄電池「メガパック」の納入を報告しましたが、今回の第 2 四半期に 9.4 GWhものバッテリーを納入しアナリストを含め周囲を驚かせました。これはすべて、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が何年も前に語ったことに起因しています。
マスク氏は、約5年前の2019年第3四半期の決算報告の電話会議で、テスラのエネルギー部門は自動車部門よりもはるかに大きな割合を占める可能性がある、と述べていました。
「もっと大きくなる可能性もありますが、間違いなく同じような規模になるでしょう。テスラ・エナジーが将来的にテスラの事業活動において主要な部分を占めるようになる度合いを強調しすぎることは難しいでしょう…私は、いずれの事業も、時間をかけて、自動車事業よりも急速に成長すると思います。特に、前年比の成長率に注目すると、それは本当に驚くべきものになると思います。1年という期間で考えると、巨大な増加率となるでしょう。」
アナリストのアダム・ジョナス氏も同じ意見です。実際、ロイター通信によると、同氏の310ドルの目標株価は、そのうち284ドルが自動車部門によるものであるという内訳になっていたことから以前は、エネルギー部門は310ドルのうち36ドルしか占めていませんでした。
それが現在、彼は1株あたりの企業価値に占めるエネルギー事業を50ドルに引き上げています。これは、モルガン・スタンレーが同社の2030年の自動車販売台数を2030万台に下方修正したことも考慮したものです。
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