テスラ従業員75,000人分の個人情報が内部者によって漏洩したようです。ワシントン・エグザミナー紙によると、この事件はテスラの現従業員と元従業員に影響を与えたとのことです。
元従業員2名による犯行
個人情報を含むこのデータ漏洩は5月10日に発生し、テスラは直ちに影響を受けた従業員への通知を開始したようです。テスラは、情報漏洩の原因を「内部の不正行為」と説明し、流出したデータの中には社会保障番号も含まれていました。しかしテスラは、データが悪用された形跡はないと報告しているようです。
テスラは被害を受けた従業員へのメッセージの中で、以下のように説明しています。
「外国のメディア（ハンデルスブラット紙という名前）から2023年5月10日にテスラの機密情報を入手したとの連絡がありました。調査の結果、テスラの元従業員2名がテスラのITセキュリティおよびデータ保護ポリシーに違反して情報を不正流用し、メディアと共有したことが判明しました。同メディアは、個人情報を公表するつもりはなく、いかなる場合でも不適切な使用は法的に禁止されていると述べています。」
テスラはさらに、2人のスタッフが犯人とされ、既に裁判所に訴えられていることを明らかにしました。
テスラは、エクスペリアンのアイデンティティ・ワークス・クレジット・モニタリングと個人情報盗難サービスを12カ月間提供しています。同社の昨年の従業員数は12万8000人もの数にのぼります。テスラ社は就職希望者には非常に人気があり、昨年だけで360万件の採用応募がありました。
この件とは別に今年初め、ドイツ当局はデータ保護違反の疑いでテスラのギガ・ベルリンの調査を開始しています。
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