テスラは、先日の年末恒例ホリデーアップデートでリフレッシュ版のモデルSとモデルXに、Steamの数千のゲームライブラリを統合しました。7月にイーロン・マスク氏は、テスラが8月までにSteam統合のデモを公開すると発言していました。デモは実現しなかったのですが、マスク氏はテスラ車にSteamを統合する計画をあらためて表明し、テスラは今回のホリデーアップデートの一環として、ビデオゲームライブラリのベータ版を開始したのです。
対応車種
今のところ、Steamは16GBのRAMを搭載した新型のモデルSとXでしか利用できませんが、イーロンは、将来的に以前のSとXのモデルで利用できるレトロフィット(後付オプション)が出てくると述べています。
2022年の新型モデル3およびモデルYはAMD Ryzenチップを搭載しているのですが、これらの車両はモデルSおよびXのようにディスクリートGPUを搭載していないため、Steamへのベータアクセスはできません。Steamがいずれモデル3およびモデルYを含む他のMCU 3車両にも統合されるかどうかは不明なのですが、一世代前のMCU 2車両に来る可能性はないと考えられます。
ストレージ
ゲームはWiFiでダウンロードし、車両にローカルに保存する必要があります。これは、ゲーム用に割り当てられた約80GBのパーティションを持つ車両の内部ドライブ、または外部ストレージを利用することができます。Steamを追加したホリデーアップデートでは、外部ストレージデバイスのサポートも追加されました。さらにテスラは、350ドルで2023年2月に発売予定の1TB SSDを発表しています。
このSSDは、ダッシュカム映像を含むあらゆる車両データのストレージとして利用できますが、高速ロードのために最適化されています。また、車内で起こりうる極端な温度変動に耐えられるように設計されており、長寿命が保証されています。
ただし、オーナーは所有しているほぼすべてのSSDを使用することができます。実際、テスラ独自のハードドライブは、速度と耐久性に定評のあるサムスンのT7 SSDをリブランドしただけのようです。現在、Amazonで140ドル以下で販売されています。
動画での様子
Steamクラウド
Steamクラウドに対応したゲームでは、テスラはゲームの進行状況を自動的に同期させるので、自宅でも車内でも、中断したところから再開することができます。
プレミアムコネクティビティ
テスラのプレミアムコネクティビティに関しては、音楽やビデオのストリーミングなど、より多くの帯域幅を必要とする機能にアクセスすることができます。SteamのゲームはWiFi経由でダウンロードされますが、テスラはSteamにアクセスするためにプレミアムコネクティビティを必要とします。これは、テスラがお客様のSteamプロファイルとゲームプロセスを同期させているためと思われます。
後席ディスプレイ
残念ながら、テスラは現在、走行中にストリーミングビデオを見るために使用できる、車両の後部8インチディスプレイでユーザーがSteamをプレイすることを許可していません。テスラは、将来のアップデートでこれを許可する可能性がありますが、現時点では、Steamは、車両が駐車中の場合、車両のフロント側17インチディスプレイに制限されます。
Bluetoothコントローラー
テスラは、Steamのサポートとともに、Bluetoothコントローラ、および対応ゲームでのキーボードとマウスのセットアップにも対応しました。テスラによると、この機能ではPS5コントローラーが最もよく機能するとのことです。
2021年6月、テスラは2つのアナログスティック、4つの方向ボタン、4つのアクションボタンを備えたPS5コントローラーに酷似した独自コントローラーを発表しました。
このコントローラは、クローズドループ設計のステアリングホイールにも似ており、レースゲームに対応するためと思われます。お披露目以来、テスラのコントローラーに関する情報はあまり聞こえてきません。
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