イーロン・マスク氏は、テスラのスーパーコンピュータークラスター「Dojo」のフューチャープロダクトに関する追加の試算をシェアし、2024年にNvidia製品にどの程度の支出を見込んでいるかを概説しました。
30億ドルから40億ドル
イーロン・マスク氏によると、テスラはストレージ不足により、同社のチップの一部をXとxAIの場所に配置する必要があったため、火曜日にNvidiaのスーパーコンピューターに関する議論が持ち上がりました。この報道を受け、マスク氏はその後、テスラが今年Nvidiaから購入する金額は30億ドルから40億ドルになるとの自身の予測や、同社のAIスーパーコンピューティングのニーズに関するその他の見解をXに投稿しました。
マスク氏はまた、テスラ・ギガ・テキサスの南側拡張工事が完了間近であると、その日に早くもレポートしました。完成時には、以前はFSDトレーニングに使用されていた5万個ものNvidia H100チップが収容される予定とされていた建物です。
「私が今年テスラがAI関連に約100億ドルを投資すると述べたうち、約半分は社内向けで、主にテスラが設計したAI推論コンピューターと、すべての車に搭載されているセンサー、それにDojoです。
AIトレーニングスーパークラスタの構築には、NVidiaのハードウェアが費用の約3分の2を占めています。
テスラによるNvidia製品の購入額は、私の現在の予測では、今年30億~40億ドルです。」
DojoがNvidiaを超える
この投稿に対するフォローアップの会話の中で、マスク氏は、Nvidiaのハードウェアよりも、コンピューティングのトレーニングにDojoスーパーコンピューターをより多く活用するために、テスラが十分な量のDojoスーパーコンピューターを製造する「現実的な道筋」があるかどうか尋ねたXユーザーにも回答しました。マスク氏は、テスラでのコンピューティングのトレーニングは、特にFSDシステムに必要な推論コンピューティングと比較すると、実際に必要なもののごく一部であることを明確にして以下のように回答しました。
「テスラでのトレーニングコンピューティングは、推論コンピューティングと比較して相対的に小規模です。なぜなら後者は車両群のサイズに比例して増加するためです。おそらく、それを考える最も良い方法は、電力消費の観点からでしょう。テスラの車両数が1億台に達した場合、車内のAIハードウェアのピーク時の消費電力は合計約100GWになります。トレーニング時の消費電力はおそらく5GW以下でしょう。これらは非常に大まかな推測です。
5GWのAIトレーニングコンピューティングは現在のスタンダードからすれば明らかに膨大なものですが、テスラのAIコンピューティング全体の約5%に過ぎません。」
マスク氏はこれを「ロング・ショット」と呼んでいますが、テスラの Dojo の生産がいつの日か Nvidia のそれを上回る可能性はあると述べています。
「DojoがNvidiaを超える可能性はあります」とマスク氏は付け加えました。「以前にも申し上げたように、可能性は低いですが、成功はあり得る結果のひとつなのです。」
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