テスラ、北米で標準充電規格「CCSコンボ1」アダプターの販売を開始

ccs-1-adapter TESLA News
Credit:Tesla
スポンサーリンク

テスラは、北米の顧客に対して、新しいCCSコンボ1アダプターの販売を正式に開始しました。この新しいアダプターは、テスラ・スーパーチャージャー以外の充電ステーションでの充電を可能にします。

テスラは、以前から電気自動車の充電オプションの拡充に取り組んできました。欧州ではテスラ車以外のスーパーチャージャーを一部開放しており、北米でも開放の目処が立っています。欧州のテスラ車は充電ポートの規格があり、現地のオーナーはスーパーチャージャーに加え、サードパーティの充電ステーションでも充電できるようになっています。しかし、北米では、スーパーチャージャーでの充電以外に、テスラ車は特定の充電ステーションでしか充電できません。これまで大きな問題は起きていませんが、北米でテスラ車以外のスーパーチャージャーがオープンしたことで、ゲームに変化が起きているという状況です。

tesla-and-supercharger

テスラオーナーは今後、より幅広い充電の選択肢を必要とするようになりますし、スーパーチャージャーはテスラオーナーを優先しはしますが、多くの人はどの充電ステーションでも充電できることに安心感を覚えるでしょう。そのためには、CCSコンボ1という特殊なアダプターが必要になのです。

以前、韓国ではすでにこのアダプターの販売を開始していました。今回、北米のテスラ・オンラインショップに追加されました。価格は250ドルです。このアダプターは、最大250kWの充電速度を提供し、サードパーティの充電ネットワークで使用できると、メーカーは製品説明で述べています。

2021年、韓国のテスラオーナー、ハンテッタ /YouTubeは、このアダプターをテストし、その結果をYouTube動画で公開しました。充電中、アダプターが熱くならないか確認し、わずかに暖かくなる程度だという事を報告しました。それはテスラが充電を禁止している充電出力が強力な充電ステーション(350kW)で充電した場合であったということです。テストはすべて異なるテスラ車で実施しました。

  • テスト#1:400V 120A(48kW)の充電ステーションで、2021年モデル3ロングレンジ(LR)が約~41kW
  • テスト#2:テスト#1と同じパラメータを持つ充電ステーションで実施されましたが、異なるメーカーで、2021年モデル3 LRは〜38kW
  • テスト#3:450V 110A(50kW)の充電ステーションで実施し、2021年モデル3 LRで約40kW
  • テスト#4:500V 200A(100kW)の充電ステーションで実施し、2021年モデル3 LRは約74kW
  • テスト#5:テスラの指示で禁止されている1,000V 350A(350kW)の充電ステーションで実施しました。しかし、このような強力な充電ステーションでアダプターを使用しないことを推奨していますが、ここでは2021年モデル3 LRが約108kWの充電出力となり、充電中にアダプターが少し暖かくなったとの事です。
  • テスト#6:ビデオのホストが2017 Model S 90Dを使用し、充電ステーションは400V 10A(44kW)でしたが、車は充電ができませんでした。
  • テスト#7:2019年モデル3スタンダードレンジ+を使用し、充電は500V 200A(100kW)の充電ステーションで行い、〜47kWと2021年モデル3 LRのそれよりかなり低い数値となりました。
  • テスト#8:1,000V 200A(200kW)の充電ステーションで行われ、2019年モデル3 SR+は〜66kWでした。

これらのテストにより、テスラのオーナーは、さまざまな充電ステーションでこの特殊なアダプターを介して充電される自分のクルマに何を期待すればよいのか、実際に知ることができたのです。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

テスラ関連の最新ニュースをほぼ毎日アップしていますのでこちらを参照ください。

 グーグルニュースでフォローする

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。

タイトルとURLをコピーしました