テスラ(NASDAQ: TSLA)に投資しなかったことは「おそらく史上最悪の投資判断だった」と、投資家でベンチャーキャピタリストのジョン・ドアー氏は述べました。2007年にテスラへの投資機会を逃し、競合他社への投資を選択したものの、その投資先は後に倒産してしまったことを認めました。
2009年2月、アメリカの景気後退を修復しようとする大統領とその政権に助言と勧告を提供する大統領経済回復諮問委員会のメンバーに任命された億万長者の投資家、ジョン・ドアー氏は、ブルームバーグに対し、2007年にテスラに投資する機会を逃したことを明らかにしました。そして、それが彼の最大の後悔のひとつとなったことを認めました。
「従来の常識では、ベンチャーキャピタルは電気自動車会社には投資せず、新興の自動車会社には全く投資しないと考えていました。」とドアー氏はブルームバーグ・テレビジョンに語っています。「ヘンリック・フィスカーという優秀な自動車デザイナーを支援するか、テスラのイーロン・マスク氏という野心的で少し頭のおかしい起業家を支援するかという選択肢があったのに、我々は完全に間違った決断をしてしましまいました。」とも述べています。
2008年、クライナー・パーキンス氏はフィスカー・オートモーティブに1000万ドル以上を投資したましが、その約5年後に破産を申請しています。2007年当時、テスラは苦境に立たされていましたが、2008年にイーロン・マスク氏がCEOに就任してからは、より積極的に、より目的意識をもって開発を進めるようになりました。
現在、テスラの時価総額は1兆ドル近くと言われています。
「史上最悪の投資判断だろう」と、ドアー氏は ブルームバーグに語っています。
「私はこれら(後悔)に執着しないが、決して忘れることはありません。」とこの億万長者は付け加えています。
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