糖質制限や低炭水化物ダイエット、ケトジェニックダイエットは、要するに血糖値をいかにコントロールするかで、糖分が余分な脂肪になることを防ぐダイエット方法です。もちろん糖尿病の方も血糖値をコントロールしないといけないのですが、糖質を制限してダイエットに勤しむ方も、血糖値のコントロールが一番重要になります。

GI値の説明のエントリーでお示ししたように、低GI値の食品を摂るべきだという理由は食後血糖値の上昇が上のグラフのように急激な場合、この過剰な糖分が中性脂肪に変わってしまうことがわかっているからです。
でも皆さんどんなときに血糖値が上がっているかご存知ですか?
それこそ糖尿病にでもなっていないと、普段自分の血糖値がどうなっているかなど気にしたことも無いと思います。また、穿刺器具を用いた方法もありますが、測定が「ポイント」となりますので、その都度、計測する必要があり、非常に手間と時間がかかります。
そこで登場するのが今回ご紹介する「FreeStyle リブレ」です。
これは、一言で言いますと14日間連続してグルコース値(≒血糖値)をモニターする装置です。グルコース値と血糖値は正確には同じものではないですが、血液中の糖の変化に追随して動くので、概ね血糖値の上昇下降をトレースすると言われています。
連続的に血糖値の変化をモニタリングできると、「何を食べたときに血糖値が上がるのか」や「どんな状態のときに血糖値が下がるのか」「急に上昇するときは?」同じく「急に加工する時は?」など、食事や運動、睡眠も含めた生活全般で全容がわかりますので、効果的なダイエットを実践するのに最適です。
今回は、この2週間グルコース量を連続して測定できるFreeStyleリブレの導入と使い方をご紹介します。
FreeStyle リブレ導入編
どこで買うか
Amazonとか楽天市場とかで普通に売っています。ただ、このFreeStyleリブレは「センサー」と「リーダー」の二つセットで購入する必要があります。センサーを身体に「装着」してリーダーで読み取るという使い方をします。
Amazon
楽天市場
リーダーは再利用できますが、センサーは使い捨てになります。ちなみに、リーダー8千円弱に対してセンサーも75百円しますので、なかなかのお値段です。ただ、使ってみた感想で言いますと、非常に役に立ちます。
導入方法

写真の左側の箱が、センサーでこれを上腕部に取り付けます。右側の箱がリーダーで、上腕部に取り付けたセンサーにリーダーをかざすことでグルコース量を記録していきます。
センサーは使い捨てなので、結構なお値段です。
リーダー同梱物

左上から、クイックスタートガイド(だいたいこれを見れば、どのように導入し使うのかわかります)リーダー本体、細かい説明、左下にあるのは詳しいことが書いているマニュアル、充電用USBコードと電源アダプターです。
センサー同梱物

センサーのはこの中には2つのものが入っています。上にあるのが、センサーそのもので、ゼリーのような容器に入っています。また、下にあるのがセンサーアプリケーターというセンサーを身体に取り付けるための取り付け装置になっています。
センサーとセンサーアプリケーター


上の写真のように、センサーとセンサーアプリケーターがセンサーキットには入っているのですが、このセンサーにアプリケーターを押し込む前後が下の写真です。


センサーにアプリケーターを押し込むとカチッと音がして、アプリケーターにセンサーが装着されます。
センサーを身体に取り付ける

アプリケーターをセンサーパーツに押し付けて、取り上げてみたところが、この写真です。真ん中をよく見てください。
結構な長さの針が出ています。写真ではよくわからないと思いますが、この針の長さは(測ったわけではないですが)だいたい7〜8ミリはあるように思います。
これが刺さるとなると相当痛いのでは?と思いますが全然痛くないです。

このスタンプ状のアプリケーターを上腕部の裏側に押し当てて、カチッと音がするまで押し込みます。
このときの「痛み」はほとんど感じません。血糖値を測る器具に指先に穿刺器具で針を刺して血液採取する方法があありますが、それよりも痛くないです。おそらく、この上腕部の裏側には痛みを感じる神経が指先よりすくないからでしょう。
このセンサーは、装着後60分間は測定の準備に使うようでリーダーを近づけても測定できません。また、14日間つけたままにしますのでもちろん防水ですし、入浴も可能です。さらに、運動や飛行機、プールも長時間でなければ大丈夫です。
リーダー

リーダーの方は、ボタンは一つしか無く、右下のボタンを押すと電源が入り、年月日や日時の設定、写真のように目標血糖値の設定など初期設定が続きます。
この装置自体はタッチセンサーになっているので、マニュアルがなくても特に問題なくスムーズに設定できます。
このリーダーはインターフェイスや操作性含めて非常にわかりやすい、使いやすいものになっています。これが8千円でセンサーが7千5百円なのは値段のバランスが…という感じです。

センサーにリーダーを服の上から近づけると「ピロリンッ」ていう音がなって、写真のような数字とグラフが表示されます。上の数字がグルコース(mg/dl)下がその推移を表すグラフです。
ちょうど昼食前に装着して昼食後30分ぐらいから測定を始めた感じで、グルコースの値が減少していることがわかります。
このリーダーには、食事や薬等簡単なメモを付け加えることができるので、実際にどういったことをすると血糖値が上がりやすいかは一目瞭然です。
最後までお読みいただきありがとうございます。今回は導入編でしたが、少し様子を見つつ次回は食事や運動と測定結果の関係をお伝えします。